『2019年度用 首都圏版 中学受験案内』 声の教育社
あの頃
地元(地方都市)の公立中高一貫校志望から一転、6年生の春に首都圏私立中学受験に移行したあの頃。思い出してみると、いろいろな意味で怖いもの知らずで無謀でした(汗)。
いったん決めたら、時間的にぐずぐずしていてもいられず、せっせとインターネットや書籍・雑誌で情報収集にいそしみました。その中の一部(本当に一部なのです汗)をこれまで「【書評】〇〇」などとしてこのブログで紹介してきました。
当初はカードの請求が恐ろしいことになっていましたので、このあたりは下剋上受験の桜井家に似ているのかもしれません。
無知の知
地方都市に住んでいても、さすがに男女御三家は知っていましたが、首都圏の私立中学に関して、あまりにも無知でした。
そこで、少しでもたくさんの学校を知るためにまず購入したのがこの2冊でした。
『首都圏 中学受験案内 2018』 晶文社
『カンペキ中学受験 2018 (AERA進学BOOK)』 朝日新聞出版
このころから同じような内容の本があったら、情報の偏りや間違いに対する保険として、少なくても2冊購入して比較しながら読むということをしていました。
首都圏 中学受験案内 2018 (晶文社)『カンペキ中学受験 2018 (AERA進学BOOK)』 は、表紙に“この1冊で志望校が必ず決まる！”と表紙に記載されていました。しかし、内容的に情報不足に感じ、我が家のニーズにはマッチしませんでした。
『首都圏 中学受験案内 2018 (晶文社)』は、辞書のようなコンパクトサイズですが、『カンペキ中学受験 2018 (AERA進学BOOK)』 と比較して、内容的に満足できるレベルでしたので、もっぱらこちらをことあるごとに使用して、学校の情報を確認しました。
ガン子は、中学に入学したらスマホを持ちたがっていたので、携帯電話が可、不可、許可制なのかをよく見ていました。ガン子の母親は、携帯電話が不可のところは校則が厳しいはず(それは避けたい!)と予測して、志望校を選ぶ時の参考にしていました。
『首都圏 中学受験案内 2018 (晶文社)』には、特典アプリがあります(2018年度版、要端末)。そのアプリには、①2つのMyカレンダー、②学校検索、③学校分布マップ、の3つの機能があり、なかなか便利でした。
2019年度用そして、、、今年も、、、2019年度用を、、、(^^ゞ
中学受験案内は、『中学受験ガイド (SAPIX)』、『中学受験 日能研の学校案内 (日能研)』のように塾が出版しているものを含めると、前記2冊以外にもあります。書店で実物をパラパラと読んでみて、その中でも信頼できてバランスが良さそうな
『2019年度用 首都圏版 中学受験案内 (声の教育社)』
を今年度は購入してみました。読んでみると
「さすが声の教育社！」
と言うべき内容でした。
首都圏版 中学受験案内 (声の教育社)『2019年度用 首都圏版 中学受験案内 (声の教育社)』は、晶文社の中学受験案内より大きくてB5サイズになります。巻頭の「本書の特色と利用のしかた」の次に「志望校突破のためのじょうずな偏差値利用講座」を持ってくるあたり
「お主わかっておるな(笑)」
と思わせます。
さらに各校のページになる前に「志望校を選ぶ！決める！完全ポイントガイド」で、志望校選びで重要な7つのポイントを示して、
「よく検討して子どもに合った学校を選んでください」
というメッセージを読者に届けているように感じます。
そして、各学校のページ(それぞれ2ページ)に、偏差値、選抜方法、倍率などの入試情報や学費はもちろん、暖房や保護者控え室の有無など試験当日の情報や、お弁当・食堂、購買部、プールなど入学後の情報が掲載されていて、“かゆいところに手が届く”内容です。
在校生からのメッセージ、学校からのメッセージもあり、学校のカラーが出ていておもしろいです。また、各学校のホームページのQRコード付なのは良いアイディアだと思います。
入試予測、勉強法、必勝講座なども掲載されています。声の教育社は、過去問を出版している会社ですので、これらの情報に偏りがないように感じます。
我が家のおすすめ
ガン子や母親によると、制服のカラー写真が多いことも重要とのことですが、『2019年度用 首都圏版 中学受験案内 (声の教育社)』は、その点に関しても他誌より多く掲載されていて抜かりはありません。
晶文社、朝日新聞出版のものより情報が多く、知りたい情報が掲載されているので、首都圏の私立中学の受験案内は、『首都圏版 中学受験案内 (声の教育社)』が「決定版」ではないかと思います。
(F)
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