塾なし親子受験の決断!!

「塾なし親子受験の決断!!」

消去法で塾なし受験

T塾の見学に行ったものの、その帰り道の車の中でのガン子の一言でT塾への入塾をあきらめた我が家。

家庭教師や塾で勉強するという選択肢は消去法でほぼなくなり、首都圏中学受験を目指すなら「親子で受験勉強する」と言う方法しかないということがハッキリしてきました。 “塾なし親子受験の決断!!” の続きを読む

退塾、そして、入塾???

「退塾、そして、入塾???」

退塾、そして

E光ゼミナールを退塾し、今後どうするのか非常に悩みました。

我が家のある地方都市にはNやYやSなどの進学塾は存在せず、中学受験の勉強ができる大手の塾と言えばE光ゼミナールしかありませんでした。

それでも調べてみると、家庭教師などでは少ないながらも首都圏私立中学の合格実績を出しているところもあるようでした。 “退塾、そして、入塾???” の続きを読む

実力診断テストとその後

春期講習の授業の後に、ガン子のために塾長先生が試験問題を用意してくださり、国算社理の4教科を受けてきました。

本人曰く、「どれも見たことがある問題だったからすごくできなかったわけじゃない」とのことでしたが「理科は音の速さがどれくらいだったか忘れちゃって解けなかったー」と言っていました。

後日、塾長先生から連絡をいただきました。

要約すると、算数は比較的出来が良かったが理科と社会は到底受験レベルではないので、首都圏の中学受験をするのであれば個別授業で1からやらなければダメだということでした(どの科目も点数は教えて下さらなかったので、どれほど出来が悪かったのかは分かりませんが…(^^ゞ)

「今の学力では首都圏の私立中学校の受験は厳しいので、できれば週5コマは通っていただいて、そのうちの2コマは算数、あとは国語、社会、理科を個別指導します」「それだけでは足りないので宿題をたくさん出します」「首都圏の私立中学校の受験対策は、この教室では私しか教えることができないので私が指導します」と言われました。

週5で個別の料金って…と思っていると、「週5が難しければ、週4コマで算算社理で個別指導と言うのもありかも知れません」というお話だったので、料金について見積もりをお願いしました。

先生が算出した見積もりではざっと週4~週5で5万6千~7万円!!

「ちょっと金額的に厳しいです…」

と正直にお話ししたところ、先生は「もう少し良い方法がないか考えてみます」とおっしゃって下さいました。

そこで後日先生が提案してくださったプランは、「○○校(自宅からは少し離れた別校舎)では私国立中入試対策クラスが開講されているので、比較的出来が良い算数はそこでグループ指導が受けるというものでした。理科と社会に関しては学力不足であちらでは引き受けてもらえないということだったので、私が個別指導します」と言うものでした。

料金も以前よりは抑え目になったとはいえ、かなり現実的ではない金額…。私国立中入試対策クラスで引き受けてもらえないほどの理科と社会の出来の悪さって…!?国語はいつの間に指導科目からなくなったの!?

と、つっこみどころは満載でしたがお返事は保留にさせていただいて家族会議にかけることにしました。

算数だけでもグループ指導が受けられるのは嬉しいものの、ガン子には2つの校舎を掛け持ちすることが、親にとっては少し遠い校舎への送迎のことが負担になること、また、費用の面でも踏ん切りがつかないこと。

そして、一番の問題は何よりもガン子は塾長先生とはあまり相性が良くないと感じているようで、それまでは他の先生の指導もあったので我慢していたものの週に何コマも個別指導されるのは嫌だということ。

我々の住む地方都市で首都圏の中学校を受験する子はほとんどいないため(同じ小学校には少なくとも一人もいない)、塾でのグループ指導で同じ授業や模試を受けることによってライバルを意識できたり、試験の雰囲気を感じることができるというメリットがあると考えていました。

なので算数だけでもグループ指導に通えるというのは嬉しかったのですが、社会と理科が通えないのは…。

そしてやはり塾で過ごすのはガン子で、受験までの非常に大切な時間を預ける塾の先生との相性は最重要で、この塾で指導を受けるのは最善ではないと判断して退塾という決断に至りました。

4月11日、首都圏受験(2月1日)まであと296日。

 

 

受検か受験、地方か首都圏、それが問題だ!

相変わらず時間を有効に使わず、のんびりマーペースに過ごすガン子に、このままでは公立中高一貫校の受検は難しいのではないか、というテーマで親子会議が進む中飛び出したガン子の「関東の私立中学校を受験したい」発言。

地元の公立中高一貫校を目指していたはずなのになぜ首都圏の私立中学校なのか…。ガン子は東京出身で4歳まで東京に住んでいましたが、当時の記憶はおぼろげで戻りたいという意識はないようです。

よくよく話を聞いてみると

・女子校に通いたい

・首都圏の私立中学校に漠然とした憧れを抱いている

・地元志向の強い公立中高一貫校に進学して、大学までこの地方都市で過ごすことになるのは嫌だ

そんな理由があるようでしたがはっきりとしたことは言いません。ガン子本人にも明確な理由はなかったのかもしれません。今思えばたぶんそうなのでしょう。それでも「絶対に受検勉強は続けたい」と言うことと「首都圏の私立中学を受験したい」という2点は譲りません。

どうにも着地点が見えてこないので、「公立にしても私立にしても、受検/受験するなら勉強はしなければならないから、まずはE光ゼミナールの塾長の先生にお話ししてみて、それから一緒に考えよう」ということでいったん家族会議は終了しました。

すぐにE光ゼミナールの先生に電話し、面談の日程を組んでいただきました。

率直に子どもの希望である首都圏受験の話をすると、塾長先生は、「ガン子さん、算数は計算が遅いです。クラスでもビリの方でしょう。ノートを取るのも遅く、実力が及ばないので首都圏なら中学受験ではなく高校受験に切り替えたらいかがですか?今から首都圏の私立中学の受験は厳しいでしょう。まじめにコツコツとは勉強しているようなので、中学で実力が伸びるかもしれませんので…」というお話をされました。(中学受験をしたいと言いに来たのに高校受験しろと言われるとは思わなかった!!)

それでも本人が首都圏の中学受験を希望していることを重ねてお伝えしたら、東京の城東地区から地方都市に流れ着いた(!?)塾長先生は、キレ気味に「じゃあ、受験したらいかがですか!?」と返答してきました(苦笑)。

「お父様、お母様は首都圏の受験事情についてご存知ですか?」と聞かれ「私は昔中学受験してますが…今、いろいろと勉強中です」と答えたところ、「お母様が受験なさった頃とは違うんです!」と、間髪入れずおっしゃいました。

「1年前のものしかありませんが…」と、首都圏中学の偏差値表を提示しながら、まあ、娘さんの今の実力なら、このあたりですかね?的に、M中、N中、W中という3校を具体的に出してきました。確かにガン子のデキは良いとは言えないかもしれません。が、統一模試も公中テストも塾内ではそれなりに頑張ってきたと思っています。それなのに偏差値表の最下層の学校を提示されたことに思わず、「この辺の学校ならば中学受験しても意味がない」と応酬してしまいました。時間も作らずマイペースに過ごすガン子にイライラしながらも、一緒に勉強してきた日々を思いだし、ここまで言われてしまうガン子が不憫でなりませんでした。

(そのとき使用した偏差値表。偏差値40-45に青いラインが引かれています。頑張ってこの辺を目指しましょう、というお話でした)

この言葉がさらに塾長先生を怒らせてしまったのかもしれません。

「まずは塾で用意する試験で実力をはかってみましょう」と提案され、すぐにガン子は試験を受けに行きました。

親子の衝突、人生を変える一言

他のご家庭はどうかわかりませんが、中学受験をしようと考えている家庭では親子の衝突、または夫婦の衝突が少なからず起こるのではないかと思っています。

特に我が家のように親子で一緒に勉強している場合、「なんでこんなこともわからないのか!?」「どうしてもっと早くできないのか!?」「本当にやる気があるのか!?」ついには「やる気がないならやめてしまえ!!」という具合になることもあるのではないでしょうか?

ガン子とはいつも「時間の使い方」でもめていました。

ガン子は物事に優先順位をつけてテキパキとこなしていくことができず、いつまでもダラダラとマイペースで『効率的』とは全く無縁な生活をしています。

毎朝同じ時間にお友だちが迎えに来てくれるのですが、時間になっても鉛筆を研いでいなかったり給食の箸セットを用意してなかったり…なぜ前日に用意してないの!?友だちを待たせるんじゃないの!!と、5年間ずっと同じことを言われ続けても何も変わらないでいます。

そのような態度を見かねた父が「学校では教えてくれない大切なこと 8 時間の使い方」を購入して読ませていました。

「あの本、面白かったよ~」と丁寧に内容まで説明してくれるのですが、日常生活にこれっぽっちも生かされていないようです。

春休みになってE光ゼミナールも春期講習に入り、さすがに宿題だけで1日が終了するということはなくなりましたが、日々やっていることと言えば「高速漢字 6周目」と「中学受験講座」のみです。

春期講習と言っても公立中高一貫校対策の「環境問題ゼミ」で、宿題なんてないに等しいほどです。

それなのに!!ここへきてガン子本人のモチベーションの低下なのか、勉強が嫌になったのか、まったく勉強の時間を作ろうとしません。

塾から帰ってくるとのんびり1時間以上かけて食事をし、それからお風呂に入れば次の人が待っていようと出てこない!!

こちらは食事の片づけも終わって、勉強を始める準備をして机で待っているのに全く意に介さず…。

今までも何度もこのことでケンカをしてきましたし、時間の使い方は毎日のように言ってきました。

流石に堪忍袋の緒が切れました。

父、母、ガン子の3人で話し合いです。

ガン子はもともとそんなに受検に積極的ではなく、「地元の公立中学校に行くくらいなら受検してみるかぁ」くらいの気持ちしかなかったため、勉強する時間を作る気がなく、何よりも本人に全くやる気がないようなので(周りから見るとやる気がないようにしか見えない)、それだったら受検はやめた方が良いんじゃないか?

母は下の子どもたちのお世話もあるし、ガン子の勉強ばかりしてるほど時間が有り余ってるわけじゃないんだよ!?嫌ならやめたらいいんじゃない??

そんなやりとりですがガン子は「絶対やめない。時間も作って勉強する。」の一点張りです。

じゃあ、塾にも行っているんだからサポートはするから勉強は自分一人で頑張ってみたら?と言うと、「勉強は一緒にしたい」と言います。

親としてみれば、ガン子と勉強するために時間を作って待っているのに本人がそれに応えようともしないのであれば受検勉強なんてしなくていいと思うのですが、ガン子はやめないと言い、話は平行線です。

「じゃあ、どうしてそんなに受検したいの?」と聞くと黙ってしまいます。

「黙っていては分からないし、こんなに時間が作れないのであれば公立中高一貫校の受検なんて無理だと思うよ?」と言う話をしている時、ガン子が突然言いました。

 

「関東の私立中学校を受験したい」

 

父「???」母「???」

一瞬、言っている意味がわかりませんでした。なぜ、地方都市の公立中高一貫校の受検は今のままでは難しいよという話をしている時に首都圏私立の中学受験の話になるのか…。(つづく)