「地理に興味がわかないなら(その1)」
~わかぬならわかせてみせよう!! 手作りで!! 編~
地図好き
地図を見るのが好きな子どもっていますよね?私も小学校高学年のころ地図を見るのが好きでした。
地図を見て旅行に行った気分になる子もいるかもしれませんが、私は
「おもしろい地名だなぁ」
「こことここに同じ地名がある!」
「この半島〇〇みたい」
「あっ、ここはあの本に出てきた場所だ」
など旅行とは無関係に楽しんでいました。今思うと、ああいう楽しみ方って子ども特有のものなのでしょうね(笑)。
地理の位置づけ
社会の中での地理の位置づけは、ガン子に聞いたところ、歴史>地理>>>公民でだそうです。
公民が嫌いということはいっしょに勉強をしているのでよーくわかっています。公民は他とくらべて覚えがとても悪いのです…。まるでからだ(脳!?)が拒否するように…(苦笑)。
地理に関しては、好きでも嫌いでもなく、ニュートラル、子ども流にいうと「普通」といったところでしょうか。ですから、ガン子は父親と同じように地図を楽しむことはありません(^^ゞ。
「普通」ということは苦手意識がないということではありますが、ガン子は単純作業が好きではありません。例えば、漢字の書き取りは好きではなく、勉強をする必要があるから仕方なくするので漢字は得意な方ではありません。地名を覚える、山脈名を覚える、河川名を覚えるといった単純作業も好きではなく、物覚えが悲劇的に(喜劇的に!?)よくありません(泣)。
同じことを何回勉強しても覚えない…。わざと覚えないようにしているを思わせるくらいに覚えないこともあります…。横で話を聞いているジョージ(弟)に答えを先に言われることも…(汗)。
「エビングハウスの忘却曲線」を超越した物覚えの悪さなのです!(T_T) さっき勉強しているようみ見えた人は幻だったのか?的な…(冷汗)。
手作り
…ということもあり、白地図を使って山脈だけ、河川だけ、平野だけというように順に覚えていくより、ひと目で網膜に焼き付けるのが一番!(それが本当にできるかどうかわかりませんが…)と考えて、手作りで地図と図表を作りました。
まずは日本地図です。
インターネットから白地図をダウンロードしました。それを拡大コピーをして、北海道以外の本州・四国・九州が模造紙(728x1030mm)に入る大きさにしました。それを模造紙の下に置いて、模造紙にマジックでまず海岸線、そして、県境を書き込みました。次に、主な山脈・山地、湖、平野、盆地、用水の形をそれぞれ違う色の色画用紙で切り取り、貼り付けていきました。そして、それぞれに「島1」「山3」「湖4」「盆地5」などと番号をつけて、その答えも作ってA4の透明な下敷き(?)に入れておいていつでもガン子が答えを確認できるようにしておきました。
各都道府県には県庁所在地の場所に赤い丸印だけを貼っておき、あとで答えさせるために県庁所在地名はあえて記入しませんでした。
それ以外で重要な地名には青い丸印を貼って地名を記入し、少しでも印象に残るように、静岡ならばお茶の絵、屋久島の横には縄文杉の写真、小豆島にはオリーブ、陸奥湾にはかわいいホタテの絵などを張り付けておきました。
たくさん貼るとごちゃごちゃしてしまうので、あまり多く貼りませんでしたが…(^^ゞ
できあがった地図をリビングの横の壁に貼り付けました。
次は統計の図表です。
人口、県の面積、湖の大きさ、河川の長さや農作物の生産高などがあります。統計は農林水産省などの最新のものを調べて、パワーポイントで表を作りました。
気を引くように、ゆるキャラやマンガのキャラクター、実在の人物なども登場しています(笑)。
効果
「さて、効果のほどは?」
地図は、食事の時など問題を出してよく活用しました。ひととおり覚えてからは、ほぼお役御免になりました。
統計の図表は…。問題を出してもなかなか完答できませんでした。ガン子は歯磨きの時などにながめていましたが、種類や順位が多かった(1位~5位)ので大変だったのかもしれません(苦笑)。
(F)