親子の衝突、人生を変える一言

他のご家庭はどうかわかりませんが、中学受験をしようと考えている家庭では親子の衝突、または夫婦の衝突が少なからず起こるのではないかと思っています。

特に我が家のように親子で一緒に勉強している場合、「なんでこんなこともわからないのか!?」「どうしてもっと早くできないのか!?」「本当にやる気があるのか!?」ついには「やる気がないならやめてしまえ!!」という具合になることもあるのではないでしょうか?

ガン子とはいつも「時間の使い方」でもめていました。

ガン子は物事に優先順位をつけてテキパキとこなしていくことができず、いつまでもダラダラとマイペースで『効率的』とは全く無縁な生活をしています。

毎朝同じ時間にお友だちが迎えに来てくれるのですが、時間になっても鉛筆を研いでいなかったり給食の箸セットを用意してなかったり…なぜ前日に用意してないの!?友だちを待たせるんじゃないの!!と、5年間ずっと同じことを言われ続けても何も変わらないでいます。

そのような態度を見かねた父が「学校では教えてくれない大切なこと 8 時間の使い方」を購入して読ませていました。

「あの本、面白かったよ~」と丁寧に内容まで説明してくれるのですが、日常生活にこれっぽっちも生かされていないようです。

春休みになってE光ゼミナールも春期講習に入り、さすがに宿題だけで1日が終了するということはなくなりましたが、日々やっていることと言えば「高速漢字 6周目」と「中学受験講座」のみです。

春期講習と言っても公立中高一貫校対策の「環境問題ゼミ」で、宿題なんてないに等しいほどです。

それなのに!!ここへきてガン子本人のモチベーションの低下なのか、勉強が嫌になったのか、まったく勉強の時間を作ろうとしません。

塾から帰ってくるとのんびり1時間以上かけて食事をし、それからお風呂に入れば次の人が待っていようと出てこない!!

こちらは食事の片づけも終わって、勉強を始める準備をして机で待っているのに全く意に介さず…。

今までも何度もこのことでケンカをしてきましたし、時間の使い方は毎日のように言ってきました。

流石に堪忍袋の緒が切れました。

父、母、ガン子の3人で話し合いです。

ガン子はもともとそんなに受検に積極的ではなく、「地元の公立中学校に行くくらいなら受検してみるかぁ」くらいの気持ちしかなかったため、勉強する時間を作る気がなく、何よりも本人に全くやる気がないようなので(周りから見るとやる気がないようにしか見えない)、それだったら受検はやめた方が良いんじゃないか?

母は下の子どもたちのお世話もあるし、ガン子の勉強ばかりしてるほど時間が有り余ってるわけじゃないんだよ!?嫌ならやめたらいいんじゃない??

そんなやりとりですがガン子は「絶対やめない。時間も作って勉強する。」の一点張りです。

じゃあ、塾にも行っているんだからサポートはするから勉強は自分一人で頑張ってみたら?と言うと、「勉強は一緒にしたい」と言います。

親としてみれば、ガン子と勉強するために時間を作って待っているのに本人がそれに応えようともしないのであれば受検勉強なんてしなくていいと思うのですが、ガン子はやめないと言い、話は平行線です。

「じゃあ、どうしてそんなに受検したいの?」と聞くと黙ってしまいます。

「黙っていては分からないし、こんなに時間が作れないのであれば公立中高一貫校の受検なんて無理だと思うよ?」と言う話をしている時、ガン子が突然言いました。

 

「関東の私立中学校を受験したい」

 

父「???」母「???」

一瞬、言っている意味がわかりませんでした。なぜ、地方都市の公立中高一貫校の受検は今のままでは難しいよという話をしている時に首都圏私立の中学受験の話になるのか…。(つづく)

 

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