作文の通信講座
小学生の作文の通信講座の比較<第4版2020年>です。
この記事はUpdateせずにずいぶん放置していました(汗)。
この記事に検索エンジン経由で来てくださる方も多いようなので、
前回から約2年ぶりに改訂することにしました。
お子様が作文講座を受講する際の参考になれば幸いです。
【注意点】
ガン子が6年生になってから受講を検討したため、基本的に6年生の講座の内容を中心に記載しています。
記事中に記載した受講費は、2020年3月31日現在のものです。
今回もアフィリエイトなど利益誘導や利益相反はございません。
星の数ほどではないけど結構多い作文の通信講座
作文の通信講座は、受検・受験目的だけでもたくさんあります。
たとえば、
などです。それぞれリンクを貼っていますのでご覧ください。
受検・受験目的と限定しなければ
さらに多くの講座が検索にヒットしますが
我が家の視野に入って検討した講座を中心にしています。
進研ゼミ小学講座 作文・表現力講座 4〜6年生
(注目:2020年4月より3年生講座開始!)
【目標】
「自分の考えをわかりやすく伝える力」を楽しく無理なく身につける。
【特徴】
◆ 文章を書いて表現することの面白さ、楽しさを実感できる。
◆ わかりやすく書くために必要な読む力・考える力・書く力の3つの力を養う。
◆ 赤ペン先生の個別添削指導で作文力を伸ばす。
【実際の内容】
安心安定の進研ゼミ!?(笑)
「メインテキスト」は約60ページで、「書き方とアドバイス」が約36ページです。
これは7回(7週)分で、残りの1回(1週)は添削問題である赤ペン先生の問題になります。
基本教材は2カ月に1回届き、週1回約20分が学習の目安です。
赤ペン先生の問題も約20分が目安になります。
その他に「作文チャレンジパワーアップWEB」という学習コンテンツを無料で利用でき、保護者には「さくぶん通信」が届きます。
平日は進研ゼミ小学講座、週末は作文・表現力講座をするのが学習モデルになります。
ということは、、、
進研ゼミのオプション教材(追加)で、進研ゼミを受講している人向けの講座です!言いかえると、進研ゼミを受講していないと受講できません!
ガン子は進研ゼミを受講していたため(お金を払ってただ受け取っていただけ…涙)、この講座の受講を検討しましたが、進研ゼミとガン子の双方の理由で受講に至りませんでした。
今回特筆すべきは、2020年4月より「作文・表現力講座 3年生」が開始され、3~6年生まで受講できるようになりました。これまで大手では学研だけが3年生対応でしたが、ついに進研ゼミも3年生の講座に参入です。
海外受講可です。
追加教材のため、1回(2カ月分)あたり 3,030円 (税込) と受講料は低めに設定されています。
進研ゼミの支払い方法は、他社より多くの選択肢があり、クレジットカード、コンビニエンスストア振込、郵便振込(窓口振込)、口座引落から選択できます。この中でクレジットカード払いのみが手数料がかからないので、クレジットカード決済がおすすめです。
12カ月分一括払い、6カ月分一括払い、毎月払いができますが、 12カ月分一括払いが一番安い設定でした。
学研通信講座 作文コース 3〜6年生
【目標】
読解のコツをつかみ、表現のスキルを育む。
【特徴】
◆ 教材に自信あり! 読書教材・作文教材からなる学研オリジナル教材を使用
◆ ていねいな手書きの添削
◆ 4学年分の教材をご用意
【実際の内容】
学研のコースでは、「読書教材」と「作文教材」を使用します。
1カ月のスケジュールは、1~2週目に「読書教材」を学習し、3~4週目に「作文教材」を学習して、作文を仕上げて提出します。そして、添削が戻ってきたら、それを見直すという流れになります。
大手他社より長い小学3~6年生のコースをグレード1~4 (3年=グレード1、4年=グレード2、小5=グレード3、小6=グレード4)に分類して開講しています。しかし、2020年4月より進研ゼミの3年生講座への参入で優位性がゆらぎました。
しかし、学研の講座で特筆すべき点は他にもあり、実際の学年とは違う学年のコース、たとえば、3年生が6年生のコースを受講することが可能だということです。
これは年度内での変更が可能で、学年が書かれていないコース(グレード)なので、たとえグレードを下げても子どものプライドが傷つくことはありません。
教材は1カ月に1回月末に届きます。
学習時間の目安は、1週間に30分~1時間程度としていますので、進研ゼミよりやや長めに設定されています。
がんばって提出すると、ポイントに応じて文房具などのプレゼントがもらえます。やる気を起こさせ、学習の目標にする工夫をしています。
海外受講可。
入会時に入会金 5,500円 (税込)がかかります。受講料は、月額 3,300円 (税込) です。入会金は、兄弟・姉妹が会員の場合、割引になります。
支払い方法は、クレジットカードか、指定銀行機関からの自動引落です。
Z会小学生の通信教育 小学生コース専科作文 5年生・6年生
③Z会小学生の通信教育 小学生コース専科作文 5年生・6年生
【目標】
一生役に立つ文章表現力の土台をつくる。
【特徴】
◆「文章を書く手順」を具体的・実践的に学ぶ
◆「作文が書けた!」という喜びを味わいながら書き方の基礎を身につける
【実際の内容】
昔から難関校を目指すならならZ会(!?)
ただし、作文講座はどうなのかは不明です(^^ゞ
Z会の通信講座は、「エブリスタディ作文」という冊子の毎月3回の学習で、その月の「てんさく問題」が自分の力ですらすら書ける段階まで到達するように構成されています。
入会時に作文を書く手順や原稿用紙の使い方など 、役立つ情報が満載(⁉)の冊子、「作文スタートブック」という補助教材が届きます。
学習時間の目安は、「てんさく問題」を含めても週1回程度の学習とのことですが、時間に関しての明確な記載はありません。本科の国語など5教科を学習する時間の目安が1日あたり40分とされていますので、それ以下になるのは間違いなさそうです。
Z会で特筆すべきは、5・6年生は公立中高一貫校適性検査、6年生は公立中高一貫校作文という別コースがあることです。公立中高一貫校を本命校にしているお子さんは第一候補になるはずです。
公立中高一貫校作文は6年生しかありませんが、「公立中高一貫校を受検予定の5年生の方は作文5年生をご受講ください。」と記載されていますので、小学生コース専科作文は公立中高一貫校を視野に入れたものとして理解してよいと思われます。
Z会の通信講座ではポイントを集めてプレゼントがもらえますが、専科作文だけの受講でもらえるかは資料に記載はありません。
海外受講可です。
6年生専科作文は、12カ月分一括払いでも教材は11カ月分 (4月~翌年2月) の会費になります。
6年生専科作文、公立中高一貫校適性検査、公立中高一貫校作文は、いずれも毎月払いで月額 3,300円 (税込) です (作文は前回調べた時より安くなっています!)。
進研ゼミ同様、12カ月分一括払い、6カ月分一括払い、毎月払いができますが、12カ月分一括払いが一番安く設定されています (15%off=30,855円)。6カ月払いにも割引あり (5%off=37,620円)。
支払い方法は、クレジットカード、代金引換、振込(ゆうちょ銀行・コンビニエンスストア)になります。
2020年4月30日までWebから申し込むと抽選で5,000名に図書カード500円分がプレゼントされるそうです!!
他には、「Z会友人紹介制度」(図書カード500円分プレゼント)や、 新学期おうえんキャンペーン(2020年4月29日まで対象講座申し込み+エントリーで図書カード1,000円分+プレゼント抽選)も実施していますので要チェックです。
ちなみに、、、
E光ゼミナールでは、作文講座をZ会に外注(特注)していました(2018年当時)。
作文が苦手な方、表現力を伸ばしたい方におすすめとのことでした。
ブンブンどりむ
【目標】
これからの社会で求められる書く力を伸ばす。
【特徴】 (あえてどりむ社の記載のままにしました)
◆ 書く力を伸ばします!
◆ 考える力・読解力・想像力を育みます!
◆ 学力を伸ばします!
以上は全体で、6年生の「バッチリ完成コース」は下記です。
◆ 公立中高一貫校の受検記述対策ができる!
◆ 資料を読み解く「情報活用力」が身につく!
◆ 短文から長文まで、課題作文のコツがわかる!
【実際の内容】
作文講座に特化しているため、他社とは異なり1~6年生まで全学年のコースがあります。6年生対象は、「バッチリ完成コース」です。ブンブンどりむの教材は、テレビなどでおなじみの明治大学教授齋藤孝先生の監修です。
毎月の教材内容は、32ページのテキスト、問題6ページの模擬テスト(国語)、時事問題対策の副教材(毎日新聞社の『Newsがわかる』、「時事シート」)です。
「バッチリ完成コース」のテキストは、長文を読解して解答を記述する力の養成はもちろん、他教科の知識も活用して、文章にまとめる「新しい国語の力」を完成させることを目標にしています。
「作文かきかたBOOK 」という補助教材がついてきます。
学習時間の目安は、1日10分程度としています。作文講座に特化しているだけあって、他の通信講座より長く(と言っても1日の時間としては短いですが…)設定されています。
もちろん、模擬テストは10分ではできませんのでご注意を。
キチンと提出してポイントをためると文房具や図書券などのプレゼントがもらえます。
ブンブンどりむで特筆すべき点は、いつでも入会が可能であること(受講を始めたい月の5日までにお申し込むと当月号から開始可能)、逆にいつでも途中退会可能であること(残額は返金、最低受講期間1カ月)です。
海外からの受講も可能です。
支払い方法は、クレジットカード、自動引き落とし(口座振替)、払込取扱票(ゆうちょ銀行・コンビニエンスストア)での支払いから選択できます。この中でクレジットカードだけが手数料がかからないので、クレジットカード決済がおすすめです。
受講料は、1年生が月額 4,950円 (税込)、2~6年生が月額 5,445円 (税込)です。6カ月払い (2~6年生が月あたり5,203円)、1年払い (2~6年生が月あたり4,972円)で割引があります。きょうだい割引あり。
まなびwith
【目標】
思考力を身につける
【特徴】
◆ 未知の問題や正解のない課題に対しても試行錯誤しながら楽しく答えを導き出せる力を身につける
◆「思考力」を、基礎学力+「思考マインド」+「思考スキル」で伸ばしていく
【実際の内容】
小学館が開講している通信講座です。ドラゼミのサービスが終了となり、まなびwithに生まれ変わりました。これは旧来の教育から脱却し、新しい時代の教育へ変化なのだと思います。
まなびwithは、ドラゼミと同様に作文講座という形ではなく、国語の中で作文を指導しています。だた、小6コースの特長として「<作文・読解>読解力と作文力を伸ばし、将来の理解力や表現力の土台を作る!」と一番最初に記載されていますので、作文には力を入れているのは間違いないです。
毎月届く教材は、ワークブック(国語・算数・思考の達人ツールをまとめたもの)です。添削テストは毎月2枚で、学習の仕上げとして取り組んで提出します。
入会時には、1年間で学ぶ内容が詰め込まれたワークブック理科とワークブック社会、漢字・計算王テスト、学年末実力診断テストも届きます。
学習時間の目安は作文・国語ではなく全体で1日あたり「学年×10分を目安」と記載されています。したがって、6年生は60分/日になります。作文だけではないにしても他社より長いです。
作文添削は隔月です。
Z会やブンブンどりむは1カ月の受講も可能ですが、こちらの最短受講期間は3カ月となります。
海外からの受講が可能です。
まなびwithは年少から6年生までのコースがあり、学年が上がるたびに受講料が高くなります。6年生は、月額 5,555円 (税込)です。6カ月払い、12カ月払いで割引があり、12カ月分一括払いは、毎月払い×12ヶ月分の支払い総額より1カ月分相当お得に受講できます。
支払い方法は、自動引き落とし(ゆうちょ銀行または銀行口座振替)、払込取扱票(ゆうちょ銀行・コンビニエンスストア)での支払いから選択できます。自動引き落としが手数料無料ですのでおすすめです。
白藍塾の通信講座
【目標】
本が好きになり、作文が得意になる子を育てる。
未来の社会で役に立つ「発信」「活用」の力を育てる。
【特徴】
◆ 作文を大いに楽しもう! 作文はエンターテイメント!
◆ 構成法「ホップ・ステップ・ジャンプ・着地でまとめよう!」を身につける。
◆ 作文を盛り上げるには「想像」の力を存分に発揮するために「知識」「体験」をいかに活用するのかを教える。
【実際の内容】
代表作『頭がいい人、悪い人の話し方』など多数の著作がある樋口裕一氏が塾長を務める小論文・作文の専門指導塾です。小学生から一般(成人)まで幅広い年齢に対応したコースがあります。
白藍塾は、小・中・高・大での文章教育サポートをしたり、学研グループとコラボレーションして学校採択教材を作成したり、映像講義もしているそうです。
こちらの小学生作文教室には大きく分けて
1. レギュラー講座 (ファーストコース=小1・2、セカンドコース=小3・4、サードコース=小5・6 の3コース、それぞれ全4回、書き直し指導サービス付き)
2. 入試対策講座 (中学入試作文コース、小5・6対象、それぞれ全6回)
3. クラブ講座 (読書感想文クラブ=小1~6対象で全2回、小論文入門クラブ=小5対象で全3回の2コース)
の3系統があります。
入試対策講座は、明確に「入試で結果を出すことが目的」と書かれており、より実戦的なものになります。
教材はすべてのコースがオリジナルテキストで、添削指導を受けるという一般的なタイプです。
こちらの特筆すべきは、講師陣の顔が見えるところです(サイトで確認できます)。小規模を逆手にとって、少数精鋭で「塾の教育理念、指導方針を守りながらも、受講生に合わせた柔軟な指導ができる」体制を整えています。
学習時間の目安は明記はありませんが、月1回の提出日に向けて、週1回程度作文学習の時間を設けてくださいと記載されています。
入試対策講座(全6回)は、入会時に入会金 5,000円 (税込)、受講料 33,000円 (税込) です。小規模で少数精鋭の講師陣による講座ですから、大手と比較して高くなるのは致し方がないと言えます。
支払い方法は、郵便振込、もしくは、銀行振込です (第1回教材に用紙同封) 。
言葉の森
⑦言葉の森
【目標】
明日の日本を支える子供たちの思考力、創造力、共感力を育てる。
【特徴】
◆ 単に作文を書いて添削を受けるのではなく、家庭での音読と対話と読書という日常生活での国語的な取り組みを重視。
◆ 生徒が長文を読み、似た例などを考えた上で、毎週の電話で先生が書く項目を事前に指示する形で進める。
【実際の内容】
他の講座と一線を画す電話指導もある作文指導で知る人ぞ知る作文講座です。小中高一貫指導を受けることが可能ですが、ホームページを見ると対応年齢は幼稚園年長~社会人のようです。
代表の中根克明先生は、著作も多く、マスコミにしばしば記事が取り上げられています。我が家のブログでも著作の『小学校最初の3年間で本当にさせたい「勉強」』を紹介しました。代表が「表に出る」ので良くも悪くも中根克明先生の個性が際立つ作文講座と言えます。
公式サイトは中根先生ご自身が作った手作りで、小規模で個性的な教室であることがわかります。
言葉の森の特徴は、
1. 書かせて添削するだけの指導ではなく、毎週の電話で事前指導をする
2. 顔の見えない赤ペン添削ではなく、毎週の電話で対話のできる担任制の導入
3. 短期間の作文指導ではなく、小1から高3まで続けられる本格的な作文指導
です。
教材は、課題集と呼ばれるものです。毎週送られて来る教材は、「山のたより (先生からの評価や講評)」、「言葉の森新聞 (教室からのお知らせなど)」です。別便で前週の作文の添削されたものが返却されます。先生からの電話の説明は10分程度で、内容は前回の作文の講評と今回の課題の説明になります。
作文を書く時間は、小学生で1時間/週で、毎日の自習、読書を推奨しています。
入会金(家族単位) 10,800円、受講料(小学生)は月額 8,434円 です。携帯電話で電話指導を受ける場合は受講料に月額 1,080円が加算されます。
受験コース(受験用作文小論文特別指導)があり、言葉の森の生徒で受験科目に作文小論文がある場合、通常の作文指導を受験用の特別指導に切り替えることができます。通常の受講料プラス月額 3,240円で少々高額になります。
消費税が10%になった後にサイトが更新されていないため(すべて消費税が8%時代のもの)、おそらく入会金や受講料が消費税分の値上げが行われているものと思われます。
支払い方法は、当初はコンビニエンスストア払込、その後は金融機関の口座からの自動振替になります。
クレア作文学校 通信講座
【目標】
文章技術を向上することによって、将来、勉強・仕事・趣味に幅広く活用する。
【特徴】
◆「作文の書き方の基礎」そのものを伝える
◆「小説のような文章」が書けるようになる
◆ 作文初心者・作文を苦手にしている人が対象
◆ 文字を書くのが楽しくなる
【実際の内容】
『わが子を算数・数学のできる子にする方法』などの著作がある小出順一氏が校長を務める講座です。
対象年齢は、子どもから社会人までと記載されています(〇歳から、△年からとは明記されていません)。
具体的に受験コースがあるわけではありませんが、公式サイトではこの講座には受験作文に応用できる基礎技術が詰め込まれているとうたっています。
受講コースは、コパー、シルバー、ゴールドの3つあります。金銀銅ですね(笑)。
PDF版テキスト2種(6ステップ、学習のはじめに/例文集)はすべてのコースで同一です。シルバーにはコパーに動画の6ステップが加わり、ゴールドにはシルバーに添削サービス6回がつきます。
PDF版テキストは全42ページ(6ステップ)、動画全110分(6ステップ)です。
添削指導(6回)があるゴールドは、受講料 30,000円 (税込)、シルバーは 15,000円 (税込)、コパーは 10,000円 (税込)です 。
支払い方法は、指定口座への振り込みです。
作文小論文専門学院
【目標】
小学生添削通信講座では、小学1年生から小学6年生までを通じ、中学受験の作文(小論文)テーマで自由自在に書ける本当の力を養うこと。
【特徴】 (下記7つのNo.1レベルとのことです)
◆ 楽しいだけの作文学習は行わない
◆「効果」のある作文(小論文)指導
◆ 入試採点基準を把握している
◆ 考えつ力がつく
◆ どんなテーマでも発想できる力を身につける
◆ 読書に頼らない学習法
◆ 困った時は「作文110番」で相談
【実際の内容】
講座独自の5ステップ学習法で作文学習を行います。
小学生から高校生までを対象とした講座を開設しています。
添削講座には、カリキュラム合格添削コースと入試直前3カ月添削コースの2つのコースがあります。
学習は、教材(テキスト)が届く ⇒ 教材(テキスト)をよく読む ⇒ 作文(小論文)を書いて提出する ⇒ 教材(テキスト)の模範解答と解説を読む ⇒ 赤ペンで添削された作文が返却される ⇒ 添削内容をよく読み理解する ⇒ 添削指導されたところに気をつけて書き直してみるという流れですので、他の通信講座との差異はありません。
学習時間に関して明確に記載されていませんが、2~3日かけてじっくりテキストを理解する、作文を2日間かけてじっくりと書き上げる、1時間程度でテキストの模範解答と解説を読む、1時間から2時間程度かけて添削内容をよく読み理解する、と記載されていますので、比較的長い時間を割く必要がありそうです。
入会金 6,000円 (兄弟姉妹2人目からは3,000円、教材のみでは不要)、受講料はカリキュラム合格添削コースが 月額 7,600円、入試直前3カ月添削コースが 月額 21,000円 です。
特筆すべきは、こちらでは教材のみの販売も行っており、カリキュラム合格添削コースは月額 2,950円、入試直前3カ月添削コースは月額 9,100円になります。
支払い方法は、代金引換(代引手数料無料)のみです。
それぞれに特徴
進研ゼミの作文講座は、進研ゼミを受講している人向けのオプション教材(追加)という形になります。ガン子は、進研ゼミを小学校1年生から受講し、途中から中学受験講座に切り替えていました。作文講座を受講しようと思って電話でベネッセに確認したところ、中学受験講座を受講している場合、作文講座の追加は不可とのことで受講を断念した経緯があるので注意が必要です (2020年度以降は要確認)。
大手の学研やZ会の作文講座は、オリジナル教材と添削というオーソドックスなタイプで、1週間に1回程度の学習になります。どちらも受検・受験向けとはうたっていません。
ただし、Z会には作文講座以外に公立中高一貫校作文コースがありますので、公立中高一貫校1本にしぼっているご家庭では良い選択になりそうです。学研には入会金があるのが、親としては気になるところでしょう。
ブンブンどりむは、個人的には名前で損をしている気がします(笑)。20年以上作文のみに特化してきた経験と齋藤孝先生監修が魅力です。「公立中高一貫校の受検記述対策ができる!」と明記していることが特徴です。実際のところ、受検記述対策ができるというより、受検記述対策もできると書いた方が正確に感じます。
受講料が高めなのが気になるところですが、6年生は、毎日新聞社の『Newsがわかる』が副教材になっていて(それだけで500円弱です)、また、マンガを用いて子どもの関心を引き、飽きさせないような努力していると感じさせる教材ですから、個人的には仕方がないかなと思います。
ドラゼミをひきついだ形のまなびwithは、ドラゼミと同様に純粋な作文講座ではありません。作文に重きを置いているようですが、通常の国語の添削テストの中で作文を指導していますので、国語の講座の中で同時に作文も学習したいというご家庭向けです。逆に、我が家のように作文講座だけ受講したい場合は検討から除外することになるはずです。
大手ではない通信講座は、校長・塾長の個性がそれぞれ出ていると思います。作文のテクニックを学習・会得するもの、国語を通して作文を習得していくもの、作文技術を習得して将来勉強・仕事・趣味に幅広く活用する、などそれぞれの個性がはっきりしています。
私個人は白藍塾の講座に魅力を感じました。
言葉の森のように先生の電話指導があるところもあります。これは好き嫌いがはっきり分かれると思います。また、入会金、授業料が高いので、敷居が高いかもしれません。
クレア作文学校 通信講座や、作文小論文専門学院 入試直前3カ月添削コースは、添削回数から考えても、短期集中で作文を学ぶにはもってこいだと思います。
作文小論文専門学院では教材のみの販売もしているのは特筆すべきことです。
大手ではない通信講座の受講料は全体的に高めですが、小学1~6年まで対応していることが多く、大手にはない個性が魅力的に感じるなら良い選択になると思います。
ほとんどの通信講座は海外受講が可能です。受講料はそれぞれの会社、塾にご確認ください。
今回ご紹介した通信講座以外にもたくさんの作文講座があります。詳しく調べてみるとそれぞれの講座に特徴があることがわかりますので、それぞれのお子さん、ご家庭にマッチした作文講座を見つけることができるのではないかと思います。
受講する際には、お子さんのためによく検討なさってください♪
表 各作文講座の比較 (簡単なまとめ)
対象学年 | 学習時間 | 入会金 | 受講料 | |
① 進研ゼミ小学講座 作文・表現力講座 | 3~6年 | 約20分/週 | 無 | ☆ |
② 学研通信講座 作文コース | 3~6年 | 30分~1時間/週 | 有 | ☆☆ |
③ Z会小学生コース 専科作文 | 5~6年 | 週1回 (時間明記なし) | 無 | ☆☆ |
④ ブンブンどりむ | 1~6年 | 10分程度/日 | 無 | ☆☆☆ |
⑤ まなびwith | 1~6年 | 作文だけの 明記なし | 無 | ☆☆☆ |
⑥ 白藍塾の通信講座 | 1~6年 | 週1回 (時間明記なし) | 有 | ☆☆☆ |
⑦ 言葉の森 | 1~6年 | 1時間/週 | 有 | ☆☆☆☆☆ |
⑧ クレア作文学校 | 明記なし | 明記なし | 無 | ☆☆☆ |
⑨ 作文小論文専門学院 | 1~6年 | 明記なし (ただし、長め) | 有 | ☆☆☆☆☆ |
*受講料は☆が多いほど高い (おおまかな目安)
(F)