《閑話休題》 分数のものさし体験記

「分数ものさし」

考案者:山本賢一朗

プロローグ 小学生が書いた/描いた文房具図鑑

文房具図鑑 ~その文具のいい所から悪い所まで最強解説~』山本健太郎著が話題になっていますね。夏休みにお母さんから白紙の本をプレゼントされた文房具マニアの小学校6年生(当時)の少年が書き上げた文房具図鑑を書籍化したものです。

小学生らしいかわいい手描きの文房具の模写とともに、その文房具の長所、短所を熱く解説している本です。SNS、ウェブメディア、テレビにも取り上げられていますので、ご存知の方も多いと思います。私も書店で手に取ってみましたが、好きなものに対する熱量は大人でも子どもでも変わらないのだなぁと思いました。

こちらも小学生が考案した分数ものさし

さて、もうひとつ話題になっているのは、『分数ものさし』ですね。こちらは小学5年生(当時)の山本賢一朗(こちらも山本君!!)が塾経営の父親からわたされた素数ものさしをヒントにして、分数を整数に置き換えるという画期的発想で考案したものさしです。

1/12を最小の基本単位として、約分関係をタテに配列し、5種類の分母の分数が使えるようにして、分数の加減乗除ができるものさしになっています。

分数ものさしを購入!

幸いなことに、ガン子は分数に苦労したことはなく、分数ものさしは不要です。しかし、ガン子には弟妹がいて、ふたりはこれから分数を勉強することと、小学生が考えて作ったものさしを手に取ってみたくて購入ボタンをポチッ!としました。ネットでは分数ものさしの作り方を調べることができますが、応援込みでの購入でした(ご本人に印税が入るのかどうかわかりませんが…)。

分数ものさしを使ってみた!

購入後、2日ほどで届きました。早速開封したところ、ものさしはなかなか立派なつくりで、見やすいですね。15cmの普通の定規として使えて、サイズ的に子どもの筆箱に問題なく入りそうです。

ドリルはものさしの意図が視覚的に分かるようにできています。ものさしの性質上、加減乗除すべて簡単な問題しかありませんが、入門編として、あるいは、分数が苦手な子が理解するにはちょうど良いでしょう。

考案者の山本君ひとりの力だけでは作れなかったものさしだと思いますが、大人から出された課題を小学生がひとつずつ解決して作り上げたものですから、大変価値があるものだと思います。

(F)

 

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