ダブルスクールによる負担増
『私立中高一貫校に入れてもダブルスクール状態?教育費はどこまでかかるのか』
という記事を読んで、昨日ダブルスクールについて書きました。
ダブルスクールでは親の負担が問題になる可能性があります。
学校に加えて塾に通う場合、毎月の負担増が数万円だとすると
子どもが何人かいると数万円×その人数分だけ負担が大きくなります。
たとえば、私立中高一貫校に2人、その2人が通塾するとなると
その家庭の年収が相当多くないと対応できないと思います。
教育の機会は平等ではないと言われる一面を表しています。
面倒見の良さは大学進学に直結?
最近、よく耳にする「面倒見が良い学校」。
私が参加した学校説明会でも
「学校の受験指導だけで難関国立大・私大に進学できます!」
というような「学校の面倒見の良さ」をアピールする説明を
いくつかの学校から聞きました。
面倒見の良さの評価軸が大学進学だけに絞られているのがポイントです。
そういう学校は、中学入学後の新たなゴールが
大学進学のお子さんにとっておススメと言えるでしょう。
面倒見の良さは違う?
学校側からの視点での面倒見の良さ(の評価軸)≒大学進学としたら、
進学成績が良い学校はすべて面倒見が良い学校になります。
しかし、学校によって指導方針は異なりますし
(手をかけるという意味での)面倒見の良さに
学校間で差異が出ることは間違いないでしょう。
逆に、生徒側からの視点の面倒見が良い学校は
学校側からの視点とは違う結果になると思います。
また、同じ学校内でも生徒によって違いが生じると思います。
勉学に関して積極的な生徒と消極的な生徒では
その学校の面倒見の良さに対する評価が180°違う可能性もあるはずです。
面倒見の良さの内容も変遷する
上記リンク先の記事にありますように最近の面倒見の良い中高一貫校は
学校の先生のみで完結する「塾いらず」型から
学外講師を起用する「塾組み込み」型へ移行してきているようです。
時代の変遷、少子化の時代にさまざまな工夫をして
生き残りをかける学校の努力の恩恵を一番受けるのは生徒。
親としては偏差値以外の面も十分に検討したうえで
子どもに合った面倒見の良い学校を志望校に選択したいものです。
(F)