今、必要なのはなのは『自発力』…と言われても AERA with Kids 2018年夏号

『AERA with Kids』 2018年夏号

今、必要なのはなのは『自発力』

2大付録付き: ①最新中学受験ナビ ②「できたこと」書くだけシート

気になった記事をいくつか…

ロザン流勉強法!?

巻頭はロザンのインタビュー!? 対談!?

ロザンは、クイズ番組で名を売った京大卒宇治原さんと大阪府立大学中退の菅さんの漫才コンビですね。宇治原さんは、高学歴タレントとしてテレビへの露出が多いので、ご存知の方も多いことでしょう。

副題に「小学生でも役に立つロザン流勉強法」とありますが、特別なことは書いてありません(話していません)。どちらかと言うと、「勉強せい!」と言われたことがない、成績が良くなったのは親のしつけ、など勉強法というより、子どもとの接し方のヒントが書かれていました。

特別な話ではありませんが、苦手科目は「いつから苦手なの?」を思い出してみよう(→さかのぼって勉強する)、暗記モノは体を動かしながら覚えるのがおすすめ!(いずれも宇治原氏)はその通りだと思います。

菅さんが勉強法の本を執筆したそうなので、PR的要素が大きいのかもしれません。

誰でも自発力

特集は、指示待ち大人にならない!『自発力』の育て方です。

何かにつけ話題の大学入試改革。この手の雑誌に目を通すようになったのは昨年からですが、頻繁に大学入試改革に絡めた記事を見かけます。この際、大学入試改革を誰が望んで、誰のためになるのかの議論はいったん置いておきましょう。

自発力があるのは間違いなく良いことだと思います。指示を待つのではなく、自分で考え、判断して正しく(いろいろな意味でここが難しい…)行動する習慣があれば、学校でも社会でも怖いものなしでしょう。しかし、まだまだ心身ともに成長過程にある小学生にそれを求めるのは酷です。当たり前ですね。

この特集記事では、自己肯定感からの好循環で自発力がつける方法として「できたこと」書くだけシートが紹介されています(付録付き)。名前のとおり、その日にできたことを書くシートです。できたことを書くことで、根拠のない自信から自己肯定感を育ませ、自発力をつけるというものです。

正直なところ、これで誰にでも自発力がつくとは思えません。自己肯定感があらぬ方向に行ってしまって残念な子どもになっている小学生(特に男子)もいます。しかし、適切な自己肯定感を持つことはさまざまな面で良い影響を与えると思います。また、シートがいつもとは違う子どもと親のキャッチボールになるので、トライする価値があるアイディアではないかと思いました。

生まれた順番

『きょうだい型 子どもの伸ばしテク』

一番っ子、間っ子、末っ子、ひとりっ子、そうそう“紋切型”にはいかないとは思いますが、やはり“傾向”はあると思います。血液型より“傾向”はハッキリしているのではないでhそうか?

一番っ子、間っ子、末っ子、ひとりっ子、それぞれの持ち味を理解し、受容したうえで、それぞれに適した対応で子どもの能力を発揮させる…言葉にすると簡単ですが、実際はなかなか難しいので改めて考えさせられました。

とりあえず医学部の風潮

『医学部に入るために知っておきたい基本のキ』は、「AERA with Kids、おまえもか!」という感じですね(苦笑)。

(F)

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