週刊ダイヤモンド 大学新入試に勝つ!中高一貫校 3/31号 2018

「週刊ダイヤモンド 大学新入試に勝つ!中高一貫校」

定期!?

定期的に(!?)週刊ダイヤモンドや週刊T洋K済に特集されるお題、中高一貫校です。とは言っても週刊ダイヤモンドでは3年ぶりのようです。この号は2カ月ほど前の発行になりますが、まだバックナンバーで買えます。ガン子の志望校選択には全く影響しない時期の発行でしたが、なんとなく購入して寝かせたままでいました。もちろん、熟成はしません…。単に買ったことを忘れていました(汗)。

以下に興味を引いた内容を書きます。

開成ショック!

2018年2月1日に実施された開成中学の国語の問題が衝撃だったようです。確かに従来型の問題ではなく、思考力や判断力などのこれまでの入試では測れなかった能力を測ろうと試みた問題と言えるのでしょう。ただ、「銀本」を過去5年分購入して公立中高一貫校の受検問題を片っ端から解いた親としては、特に目新しい問題とは感じませんでした。これはこれで十分対策可能だと思います。偏差値の頂点(付近)の学校がこのような問題を出題したことで、来年からはさらに多くの学校が追従するという意味でショックなのでしょうね。

大学入試改革

大学入試改革の旗頭、大学新入試まであと3年になります(2020年度=2021年1月)。この改革が誰のための改革なのか?という点が私自身はっきりわかりません。これからの社会で求められる人材を育成!とか大仰に言われても胡散臭く感じてしまいます。そもそも知識力ではなく、思考力、判断力、表現力を問うテストを始めて、百歩譲って何十万人の答案を人海戦術で採点することは可能かもしれませんが、本当に客観的に採点ができるのでしょうか?さらに私自身がもやもやしているのは「民間」の英語検定試験を利用することです。政府、省庁すら信用できない国の「民間」が信用できるのか?T中H蔵氏のような人間が蠢いて、B社やR社などが教育を食いものにする…以下省略。

不透明な部分はありますが、親の建前としては、ガン子には中高一貫校で入試制度が変わっても柔軟に対応できる力を身につけて欲しいと思っています。ガン子の性格、生活態度から考えると、おそらく親の期待とは違う方向に行きそうですが…(苦笑)。

全国中学・高校・中高一貫校 最新“序列”マップ

序列はまさに流行り廃りの影響がありますね。中高一貫校は強みを発揮できる土壌はあるので、一貫校以外との覇権争いは有利に進めそうです。これまでは(これからも?)進学実績だけで評価される部分があったと思いますが、期待も含めてこれからは進路実績+αをどれだけ出せるかによって序列が変わるのではないでしょうか?

私自身は地方のごくごく普通の公立小・中・高に通ったので、今の子どもたちにさまざまな教育の機会があるのがうらやましく思っています。

アンケートで判明 主要中高一貫校246校 大学新入試への対応策

北海道から鹿児島県までの246校のアンケート結果を学校別に記載してあり、それぞれの学校の取り組みがわかります。大学新入試対応と言っても、これまでと特に変えない学校、頭を悩ませている(ように感じる)学校、言葉だけ(のように感じる)学校、いろいろあるようです。トップクラスの生徒を集める学校にとっては、大学新入試は大騒ぎする問題ではなさそうですね。結局、大学新入試は中堅校以下の生徒の底上げに寄与するかもしれない程度のオチにならないことを祈るばかりです。

(F)

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