子どもにとって最良の学校とは?最善の選択を模索する日々~偏差値用いて~
誰にでもわかりやすい魔法の数字!?
志望校を決めるにあたって、みなさんはどのようなことを指標にしているでしょうか?共学(または別学)、伝統、校風、進路実績、自宅から近い、大学付属などさまざまなことが指標になると思いますが、受験生本人、ご家庭それぞれ、これだけは譲れないという指標があるのではないでしょうか?最終的には、おそらくいくつかの指標で評価して志望校を最終決定しているご家庭が多いと思います。
指標になりうるもので誰にでもわかりやすい数字として出てくるものとは?そう「偏差値」ですね。しかし、偏差値は何を示すものなのか、どういう時に使うのか、そもそもどうやって計算しているのかを正確にわかっている親は少数派だと思います。私も正確にはわかっていません(^^ゞ。ここでは私のように正確にわかっていなくても、数字として出ているのでわかりやすい(と錯覚する!?)偏差値と志望校選択の話をします。
偏差値の位置づけの違い
どなたも知っているような有名難関校を目指す成績がトップクラス(ここ重要!)の子ども(と親)にとっての偏差値の位置づけと、中堅校以下を目指す子ども(と親)にとっての偏差値の位置づけは違います。当然ですよね?たぶん…
成績がトップクラスの子どもにとって、K成、T駒などの志望校は徹頭徹尾志望校であって偏差値に振り回されて変わることはないはずです。つまり、偏差値という数字の重要性はあまり高くありません(偏差値そのものはとても高いはずですが…)。しかし、背伸びして上位校、身の丈では中堅校以下を目指す子どもにとって、偏差値は、時には神の啓示、時には悪魔の囁きにもなります。
中堅校以下には有名難関校とくらべて、多種多様、玉石混交(!?)の学校があります。その中から志望校を選ぶ時、いざ出陣!と偏差値殿が登場し、子どもにとって最適な志望校を提示してくれます。偏差値が下がったら、あるいは、偏差値が上がったら、また別の志望校を教えてくれます(笑)。
偏差値のみによる志望校選択!?
自分の偏差値を基準として、+5(場合によっては+10)くらいまでをチャレンジ校、±0は本命校、-5~ー10は安全校というように機械的に志望校を決めることはできます。もちろん、ただできるだけで理論上の話です。
実際、我が家は地方に住んでいて、両親は首都圏の学校に関する知識が乏しかったので、偏差値だけで志望校を決めようにも同じ偏差値に何校もあって、どの学校を選べばいいのかわかりませんでした。もちろん、首都圏中学受験をすると言い出したガン子本人も…(汗)。
我が家のまず偏差値を利用した志望校選択
我が家のように首都圏の学校に関する知識が乏しいと、子ども自身にあの学校に行ってみたい、親にあの学校に行かせたいという中学受験に対する強力な動機は残念ながらありません(よく受験勉強を続けられたなぁ(^^ゞ)。
上位校の下~中堅校以下は選択肢(学校数)が多いので、本当は良くないのだろうなと感覚的にわかっていても、我が家は最初に偏差値を利用して学校を抽出する作業を行いました。「それなら、偏差値で志望校を決めたのでは?」と言われそうですが、行きたい/行かせたい学校を選ぶため、前に書いた偏差値+5~ー10より幅広く抽出しました。
そうして抽出した学校の中から、共学か別学か、校風はどうか、進路実績はどうか、制服はどうか(ガン子と母にとってはとても重要!)、などを確認して、2回目の抽出を行いました。
そして、最終的に学校説明会、オープンキャンパス、文化祭で実際に学校を訪問した時の印象も加えて志望校を決定しました。地方からわざわざ上京するので時間的にも金銭的にもかなり厳しかったですが、ガン子と学校に行ってみて、当初は印象が悪くなかったものの学校に行った時の印象で志望校から外したり、逆に当初印象があまり良くなかったのに学校に行った後に志望校に入れた学校もありました。
最終的には受験日の確認です。実際のスケジュールに組み込めるかどうか。すでになんとなく「この学校とこの学校とこの学校は絶対受けたい」というガン子の希望が出てきていたため、スケジュールに組み込めなさそうな学校は志望校から外しました(保留校)。
子どもの印象は大切
ガン子のようにトップクラスの成績ではない子は、むしろ選択肢が増えるので、たくさんの学校に行ってみてから志望校を決めることをオススメします。子どもの印象は結構大切だと思います。親の印象が良くても、子どもの印象が良くない学校の場合はどうするか?子どもの印象を第一にする方がいいと思います。合格したら子どもが通う学校ですから、子どもの意見を尊重することが重要ではないでしょうか?
注)難関校、上位校、中堅校は誰もが納得するコンセンサスがないので感覚的なものです。m(_ _)m
(F)