親の分担

「下剋上受験」の桜井信一さんをはじめ、多くの塾なし受験ブログを参考にさせていただいていますが、多くはお父さんが中心となってお子さんと一緒に勉強されているご家庭が多いかな、と言う印象を持っています。

我が家ではガン子と一緒に勉強をしようと決めたときから(話し合ったわけではありませんが)父が国語と社会を、母が算数と理科を担当することに自然となっていました。

我が家にはガン子の下に弟が、そのさらにずっと下に乳児がいるのでそちらのお世話もあり、父だけが、母だけが勉強につきあうと言うスタイルは不可能だったこともあります。

父は勝手に「自分は数学ができない、絶対に出来ない!」と思い込んでいる様子なので「母は中学受験の経験があるんだから母がやってよ」と、体よく押し付けられたんだと思いますが…(^^ゞ

中学受験の算数は数十年前に経験はありますが、時計算の答えが分母が11の変な分数になることと、通過算がやたら理解できなかったことしか覚えていません。

理科も然りで、高校の時に選択していた生物以外は相当あやしい感じです。

中学受験講座は小学5年生の分野を数か月分さかのぼっての受講で、早く追いつかなければならなかったので国語はノータッチです。

つまり父はこの時点では社会のみの担当と言うことですね。

週二回の公立中高一貫対策の通塾の他に中学受験講座を受講し、両親と一緒に勉強を始めたからと言って急に劇的に何か変わるわけではありませんでしたが、未習分野が減ったことと、勉強のスケジュールが立ち(これは主に両親が立てます)学習スタイルが出来上がってきたせいなのか、11月の統一模試では算数と社会が偏差値60を超えたため4教科の偏差値が62、2教科の偏差値が61となり、教室内順位が1/13になりました。9月の統一模試の偏差値が2教科で57、教室内順位が6/15だったことを考えると少しは良い方向に動き始めているのかなと思い始めていました。

年が明けて1月の統一模試の結果がこちら。

この時は2科目のみの試験でしたが国語も算数も偏差値60を超えたため2教科の偏差値が65になり、教室内順位も2/22になりました。

同じ1月に受験した県内の進学塾が主催する無料の公立中高一貫校のオープン模試も受験しました。

その時の結果がこちら。

検査Ⅰ-①(国語分野):偏差値64.4 検査Ⅰ‐②(算数分野):偏差値53.5

検査Ⅱ-①(社会分野):偏差値51.4 検査Ⅱ‐②(理科分野):偏差値51.6

総合問題:偏差値48.2

合計偏差値 54.9 順位 306/603

中学受験講座も、まだ追いついていないとは言えだいぶ進んでいて、最近の統一模試ではそこそこの結果も出せていたので結構な衝撃でした。

有名私国立中学もないような地方の、県内の、603人の受験者数のうち塾に行っている子が半分いるかいないかって模試なのに順位は半分以下。

公立中高一貫コースに通っていて、勉強時間も相当増やしてそこそこ勉強しているつもりでもこんなもんか…と思ってはいましたが、この時には銀本の分析もだいぶ進んでいたのでもうなんとなく理由は分かっていました。「総合問題」の偏差値が40台であることからも明らかです。

簡単に言えばガン子は公立中高一貫校で出題されるような問題が「苦手」で「嫌い」なのです。

多くの場合で問題文が会話文で構成され、ユニバーサルデザインやごみの分別など社会的な関心を持っているか問われるような問題、資料の整理、記述も多く自分の考えも問われる、必ずしも答えが一つではないような問題…

面倒くさい暗記を極力避けてきたから、社会や理科の知識問題もボロボロと落とし、算数では計算ミスや勘違いを連発して、実力不足なのです。

本人は時間が足りなかったからと言っていましたが、試験時間はみんなに等しく与えられているので、問題を見た瞬間に手が動かない時点でダメなのです。

志望していた中学校の合格可能性判定は59%の努力圏。

まだまだ先は長い…