受験生になるまで(3)

何ヶ月か前の分から遡る形で受講したチャレンジの中学受験講座は、国語・算数・理科・社会が一冊になっているテキストなので科目ごとの受講はできませんがイラストや図、写真が多く、ガン子にとってはこの上なく取り組みやすい教材のようでした。

が、塾でも遅れをとっている上にさらにチャレンジをこなさなくてはいけない。でもどうしても塾の子たちに追いついて、あわよくば追い越したい!

そんな親子の思いが一致して、それからは塾から帰れば、宿題がその日中に終わるまで横に張り付いて宿題を管理し、それ以外の日はただひたすらにチャレンジに取り組みました。

届いたチャレンジの教材は数ヶ月分、これをこなしながら毎月届く分があるので、こちらも早く追いつかなくてはいけない。

1ヶ月分の教材を約1週間から10日のペースで終わるよう、こちらも親が管理することにしました。

親が管理、と言っても我が家はガン子以外にももっと手のかかる弟、さらにはまだまだ小さい妹もいるのでガン子だけにかかりっきりになるわけにもいかない。でも放っておけば少しも進まない。

と言うことで、父と母で分担を決めました。典型的な理系学部出身にもかかわらず数学が苦手で、文系科目を得意とする父は国語と社会。算数と理科はなぜか母が担当することになりました。

全ての科目に手をつけられるのが理想でしたが、そんな時間はなかったので国語だけはほぼ手付かずの状態で他の科目を進めました。

母も中学受験算数なんて数十年ぶりで、教えられることなどほぼ無いに等しい状態。

とにかく、算数だけには特に時間を割き丁寧に親子で一緒に理解できるまで解いていくことを心がけました。

ガン子の小学5年生の年末からの親子チャレンジ!

追いつけ、追い越せで塾のない冬休み中は110時間以上、小学校が始まってからは宿題と夕食が終わる19時から23時まで、毎日4時間ほど勉強する日々がスタートしました。